Mgを活用した注目の環境技術のご紹介
マグネシウムは、地球環境に優しい金属です。マグネシウムを活用した注目の環境技術・研究の一端をご紹介いたします。
●㈱日本海水
海からの資源で、大気と水の汚染を防ぐ
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塩の製造過程で、塩分抽出後に残った海水に含まれるマグネシウムイオン。日本海水は、この海からの資源を有効に活用し、水酸化マグネシウムスラリー(水酸化マグネシウム粒子の懸濁液)を生成、アルカリ剤として様々な分野の企業の皆様に提供しています。その主な用途となるのが、工場などでの排煙処理です。水酸化マグネシウムは、排煙中の硫黄酸化物を効率よく吸収・中和できる性質を持っています。加えて、従来の苛性ソーダを使った排煙脱硫に比べて、薬品代を30~40%節減できる、取り扱いが安全、脱硫後の2次処理の必要がないなどのメリットがあります。また、苛性ソーダ・生石灰・消石灰などと比べて、人体への危険性が低く、取り扱いも容易なため、酸性排水の中和剤としても広く使われています。
●㈱鴻池組
酸化マグネシウム系不溶化材料に関する事業展開について
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株式会社鴻池組(本社 大阪市 代表取締役社長 玉井啓悦、以下「鴻池組」)は、このたび酸化マグネシウム(MgO)を主成分とした不溶化材料による汚染土壌の不溶化処理に関する特許「汚染土壌の固化・不溶化方法」(特許第4109017号)を平成20年4月に取得いたしました。宇部マテリアルズ株式会社(本社 山口県宇部市 代表取締役社長 安部研一、「以下、宇部マテリアルズ」)および昭栄薬品株式会社(本社 大阪市 代表取締役社長 鐵野磨輝男、以下「昭栄薬品」)は鴻池組より同特許の実施権を取得し、今後、汚染土壌の不溶化処理に使用する酸化マグネシウム系不溶化材料の製造、販売を行います。
水酸化マグネシウムを活用した環境改善手法の開発
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本技法の特徴としては、水酸化マグネシウム粉末品をあらかじめ水に分散させた懸濁液とし、該懸濁液を該水域の水面もしくはその近傍に注入することにより行なうことを特徴とする技法である。本技法は、その実施のための大規模な装置や、その運転をする為に用いるエネルギーも比較的に低エネルギーで水質改善、底質改善方法を提供する技法である。特に、閉鎖性水域のダム湖や河川、湖沼では、富栄養化に起因してアオコの異常発生などの環境悪化が累進的に加速している場合、水酸化マグネシウムの粉末を水面に散布しアオコに付着させることにより、アオコを効率よく水中に沈降させる技法である。また、本技法は、除去対象水域の底泥周囲の水質を弱アルカリ性にすることができるので、次に述べるような底質改善効果も有する。
●佐賀県畜産試験場
これからの畜産環境対策-農家汚水のリン、pH、マグネシウムの調査結果とMAP技術の可能性
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養豚農家15戸を対象に、豚舎汚水のpH、水溶性リン、水溶性窒素、水溶性マグネシウムの濃度を調べ、リン除去技術であるMAP(リン酸マグネシウムアンモニウム)法の適用について検討した。この方法は汚水のpHを8以上にするとリン酸が水に溶けにくいMAPの結晶になる反応を利用したものである。調査の結果、pHは平均7.
●JFEミネラル㈱
STA-
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